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もし、あなたが起業をお考えなら、ストック型ビジネスモデルを検討すべきだと言うことを、このブログでお伝えしてきた。

売上が一度きりで終わるフロー収入よりも、何度も継続して発生するストック収入の確立を目指した方が健全なビジネスの運営ができるというお話でした。

今回はストック収入を確立すべき3つの理由として、ストック収入についてさらに深く追求して行きたいと思います。

理由その1)事業では必ずストック型支出が発生する為

事業を行う上で、必ず発生してくるのがストック型支出です。

こういう言葉があるかどうかわかりませんが、ストック型収入と真逆の毎月継続して発生する支出をストック型支出と呼びましょう。

いわゆる固定費ですね。

これは少し考えればわかりますよね。

お店や事務所を開くなら、家賃が毎月かかります。

その他水道光熱費に、電話代、最近ではネット回線代などの通信費。

人を雇うなら給与などの人件費。

これらは、毎月、毎月、売上が足らない月でも発生するストック型支出になります。

毎月発生するストック型支出が先に決定した上で事業を開始するとなると、それを上回る売上を毎月上げることができなければ、赤字となり利益はとれなくなってしまいます。

非常にシンプルな話で、利益を上げる為に毎月必要となる売上があるわけです。

おおざっぱに言うと、赤字と黒字の境目を損益分岐点と言うのですが、ここを超えない限り会社に利益は残らないわけで、超えない経営をずっと続けているのが赤字経営。いつかは破綻につながります。

フロー収入を追及していると、売上が上がったり下がったりを繰り返し、赤字になったり黒字なったりを繰り返す不安定な経営になります。

赤字になった時に赤字を埋められる現金がなかったら、つまり、ストック型支出を支払えなくなった時点で倒産ということにもなります。

一方でストック収入を確立していれば、ストック型支出のような毎月の支払いを超えて、毎月定期的な売上を確保することで経営が飛躍的に安定します。

ストック型支出を稼ぐ為に、毎月、毎月、ゼロから始まるフロー収入を確保しようと必死になると、従業員にもその気持ちであたってしまい、売上があがらない焦りを営業マンにぶつけたり、ついつい余裕のない対応をしてしまいがちになります。

一方でストック収入をストック型支出を上回るだけ確立していると、従業員は家族のように扱え、余計に生産性があがり、ストック収入がますます増える好循環が生まれます。

要するにストック収入は心の安寧につながるのです。

理由その2)ストック収入は心の安寧につながる

フロー収入をビジネスの根幹に据えていると、毎月の売上は月末の追い込みを終えた瞬間にリセットされ、翌月初頭にはゼロから積み上げることになります。

このような事を繰り返していると、前述の通り、心の安寧は得られません。

売上が上がらない焦りから、強引な売り込みや従業員へのやつあたりなど、およそ生産性のない事に神経をとがらせてしまう可能性もあります。

なぜこのような事が言えるのか?

私自身が体験者だからです。

私は、これまでに何度かフロー収入の為に働いた経験があります。

売上を達成する為の毎月の目標があり、それに向けて毎月の営業活動。

月末ともなると、「絶対にあきらめるな」との檄が飛ぶ中での必死の追い込み。

その為に真剣に働いていて、月末ギリギリに目標達成なんかしようものなら、その達成感や抑揚感は半端なく大きなものでした。

まさにアドレナリン全開!って感じです。

この抑揚感を味わいたくて、フロー収入ビジネスを好んで行っている人もおられるのかもしれません。

私はこのやり方を3ヶ月続けた時点で非常に疑問を感じました。

月末めちゃくちゃ追い込みをして、あきらめずに目標を達成した!

ヤッタ~♪

でも、その数時間後には、また実績がリセットされ、翌月の営業活動がスタートするのです。

その為、月初にはまだ前月の余韻が残っていて、エンジンがかからないままに半ばを過ぎ、お尻に火がつき月末へ向けてスパートをする。

ざっと言うと、このような動きをしていました。

これは不健全ではないですか?

おまけに、この当時に顧客から言われたひとことが強烈に私の頭にハンマーパンチをぶつけました。

「知念さんって強引なんですね。」

私は当時からダイレクトレスポンスマーケティングを行っていました。

その為、営業スタイルはいわゆる反響営業です。

問い合わせがあった方へ、メールにとどまらず、テレマーケティングも行っていました。

テレマーケティングの場合は、自分で作成したスクリプトを使用し、すべてその文章を読むことで対応していました。

つまり、電話では自分の言葉ではなく、「文章を読む」事に徹していたのです。

それなのに、「売り方が強引」。

これには驚きました。

スクリプトを読んでいながら、押しが強く感じる。

この現象は一体何だろう?

タイミングはやはり月末でした。

心当たりは、月末追い込みキャンペーンで私自身の強烈な売上を上げたいと焦る気持ちが、単に文章を読みながらも、相手に伝わってしまったのではないかと言う点。

「どうしても決めたい」という気持ちが相手に強引な印象で伝わってしまったのでしょうね。

この件以来、私はゆったりとした気持ちでビジネスができるストック収入へ意識を移行したのでした。

毎月、毎月、売上のあてがある。

毎月の仕事が「積み上がるタイプの収入」をもたらす。

このストック収入は、本当に想像以上に心の安寧をもたらします。

強引な営業や従業員への痛烈なやつあたりをしたくないのなら、心の安寧を持ちつつ事業を行いたいなら、そして、どうせ働くなら、ストック収入の確立の為に働いた方がいいのではないかと思います。

ストック収入

理由その3)ストック収入は自由をもたらす

ストック収入がストック型支出を超えると「利益が出続ける体質」となります。

いくらストック収入と言っても、商品やサービスによりますが、そのまま放置をしていると売上は常に低下のベクトルを示しています。

なぜなら、必ず一定の顧客は商品やサービスを使い続ける事を辞める為です。

その為、ストック収入にはメンテナンスが必要です。

新規顧客の追加、既存顧客へのアフターフォロー。

これらの仕事を行わなければ、ストック収入といえども、売上は先細りになります。

ただし、最低限のメンテナンスで売上は非常に安定します。

メンテナンス作業を仕組化し、自動化できれば、安定した売上は思わぬメリットをもたらします。

それが、すなわち、「売上が上昇すればするほど、自由になっていく」ということです。

要は、フロー収入は売上を上げる事に労力や時間を使いますが、ストック収入では、労力や時間は必要最低限で済みますので、労力と時間の節約、余剰時間が生まれる事になるわけです。

つまり、ストック収入は、心の安寧と共に自由をもたらしてくれ、余裕ある事業経営が実現します。

その余剰時間を家族の為などプライベートの時間に使うのもよし、他の事業を立ち上げる時間に投資するのもよし、時間の使い方は自由。

そう、ストック収入は自由をもたらすのです。

売上が安定するのですから、従業員には1日8時間労働を強いる必要もないのではないでしょうか?

そもそも、「1日8時間労働」は誰が言い出したのでしょう?

1日8時間も働くと人生で他の事ができなくなります。

会社の為に8時間も拘束すると(多くの場合もっと長時間拘束されるのが現実)、それはもう、その人の人生の時間を安く支配している事になります。

時間は誰にとってもかけがえのない大事なもの。

失えば二度と戻ってこない有限の資源です。

そう思えば、どんな会社でもその給料は一人の人間の人生を背負うには、あまりにも安すぎる気がするのは私だけでしょうか?

なぜ8時間なのか?

興味深かったので、調べてみました。

最初に8時間労働をアピールしたのは1個人の労働者だったようです。

こちらのサイトに断定的に書かれています。

▼「8時間労働」はニュージーランドが発祥

記事を読むとニュージーランドの大工さんが契約で1日8時間労働を雇用主と約束したようです。

当時は1日12時間以上の労働が当たり前の時代だったので、彼の提案は画期的だったそうです。

この提案の歴史的な背景をみると、長時間労働の抑止として提案されたのが1日8時間労働だったんですね。

だいぶ納得でした。

そうだとしたら、1日8時間労働は現代人の働き方とは合わなくなって来ているのかもしれません。

PCやネット、ロボットなどIT化が進むことで、時間をかければ労働生産性が上がるとは言えなくなってきた為です。

そうであるなら、ストック収入で売上が安定し、自由を得たなら、1日8時間労働の既成概念を突き崩すという社会的に意義あることの実現に奔走してもいいのではないでしょうか?

そう書きながら、私自身は従業員を持たないでやっていますので、実際には1日5時間労働とかの雇用契約には手を出していませんが、もし、万一、従業員を雇う事になるとしたら、是非、実現したいと思っています。

1日8時間未満の労働と言っても、パートやアルバイトを雇う話ではなく、例えば1日5時間労働でも、ちゃんとこれまでと同等ベースの月額賃金を支払うという話です。

ストック収入は、私個人レベルでも心の余裕をもたらしてくれています。

それを多くの人とシェアできれば、嬉しいのですが、その実現はまだこれからとなります。

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