ガソリンスタンドの廃業、倒産が相次ぐ理由

私が沖縄のガソリンスタンドの接客について、感じたことを書いたこちらの記事があります。

沖縄ガソリンスタンド店員に見る沖縄の県民性

この記事は沖縄のガソリンスタンドで体験したことを下に感じたことを書いています。

本日はガソリンスタンドでの体験を、ビジネス的な視点から考えてみたいと思います。

これらの体験がガソリンスタンドの廃業、倒産が全国的に相次いで起きている原因につながっていると感じています。

私は40数年を本土で過ごし、沖縄に帰って来て2年ほどで2回もガソリンスタンドで少し嫌な体験をしました。

これらの例は本土のガソリンスタンドでは全く体験したことのなかった例でした。

その為、沖縄のガソリンスタンド特有の体験として、ブログで共有しました。

コメント頂いたのは2件なのですが、いずれもガソリンスタンド従事者、アルバイトの方からでした。

2件ともガソリンスタンドを擁護するコメントでした。

正確に言うと不快な思いをした1回目の体験については、スタンドの定員の対応が悪いとのコメントでしたので、これはまあいいでしょう。

2回目の体験については、頂いた2件のコメントはいずれもスタンド店員の対応を擁護するものでした。

事の顛末の詳細はブログを読んでいただいたらわかるのですが、かいつまんで説明をします。

ガソリンスタンドが廃業する理由

ガソリンスタンドの常識は世間の非常識?!

私が沖縄のスタンドで体験したこととは次の通りです。

私は原付でガソリンスタンドに寄りました。

そのガソリンスタンドはセルフではなく、人手を使って給油をするスタンドでした。

私は自ら給油口のキャップを空けて、やってきた店員にレギュラー満タンを告げました。

店員は返事をしたので、そのまま給油作業に入ってくれるかと思っていました。

その時、私がいるスタンドの向こう側に車が滑り込んで来ました。

私の対応をするかと思っていた店員は、何も言わずに車の方へ飛んで行き、車の給油を始めるではありませんか。

私は驚いて、なぜこっちが先に給油口まで空けて待っているのに、車を先に対応するのか聞きました。

確かにすごい剣幕で聞いたのですが、店員は理由を答えることなく、ただただ小さくつぶやくように謝るだけでした。

理由がわからない私は、それが沖縄ルールかと思い、知人何人かに聞きまわりました。

すると、ヒアリングの結果は皆が店員の対応がおかしいとの結論でした。

ところが、コメント2件は、この沖縄のスタンドの店員を擁護するものでした。

いわく、原付を後回しにするのは「効率を考えて」当たり前の対応だと。

いわく、効率を考えて順番を前後するのは沖縄だけでなく、全国的な考えだと。

いわく、弁当屋や病院も順番が前後することがあるではないかと。

私はビックリしました。

お客の気持ちよりもお店の効率が優先されるのがガソリンスタンドの全国的な考え方だと言うのです。

これらのコメントに関する反論は、元ブログでしているので細かいことはここでは書きません。

ただ、これらコメントについてどう思うかも数人のお客代表に聞いてみました。

すると、やはり、本当にそれがスタンドの考え方の総意なら、スタンドはおかしいとの結論になりました。

元ブログのコメント欄は書き込みが少ないとは言え、まるで「お客の代表 VS スタンドの代表」の様相になってきました。

お客の都合よりスタンドの効率を優先する。

そんな考え方が本当に全国のスタンドに存在するなら、私はそれこそが、全国的にスタンドが倒産、廃業が増えている要因のひとつだと思わざるを得ませんでした。

明らかに世間の常識とスタンドの常識が乖離しているのです。

ガソリンスタンドが廃業する理由

ガソリンスタンドの倒産、廃業が多い理由とは?

このような店員による不快な対応が常識としてまかり通っているなら、セルフで対応してもらった方がまだ快適にスタンドを利用できます。

ガソリンスタンドがどんどんセルフ化している中で、人手を使ったガソリンスタンドのサービスが悪いのなら、人より機械の方が接客が上ということになります。

今のは極論ですが、ガソリンは原油価格に左右され、その上、究極のコモディティ商品なので、激しい価格競争にさらされます。

「景気が悪いから」「原油価格が上がったから」「政府が悪いから」

ガソリンスタンドの経営は、そんな言い訳がまかり通ってしまうような外的環境に左右される業種だということは、私も重々承知しています。

ただ、そのような他の要因を言い訳に、ガソリンスタンド自身の営業努力、経営努力を怠ってきたのが業界の現状ではないでしょうか?

元ブログのコメントを読んで、私は率直にそのように感じました。

もし、ガソリンスタンドが経営努力をしているのなら、価格以外で勝負できるガソリンスタンドがもっと出てきてもおかしくありません。

しかし、現状では、すべてのガソリンスタンドが同じに見えます。

どのスタンドを利用しても同じなら、消費者は価格で競合他社を評価するしかありません。

この事実は、ガソリンスタンド経営者自身が価格でしか消費者に訴えていないことを物語っています。

コモディティ商品だからこそ、「価格以外の売り」を打ち出さなければならないと私は考えます。

例えば、「迅速対応」を売りにしてはどうでしょうか?

今回の問題はガソリンスタンドの混雑時の問題です。

混んでいると経営側は効率を考え、お客はスムーズな給油を考えます。

他の業界の混雑回避のノウハウを参考にしてはどうでしょうか?

ディズニーランドやUSJは、混雑時の行列を避けたい客の為に、割り込みできるパスを発行しています。

割り込みされる客は優先された客がお金を払っていることを知っています。

ガソリンスタンドでも、多くのスタンドがせっかく会員制にしているのですから、有料会員制度を設けて、WEB予約制にして、有料会員には並ばずに優雅に給油ができるようにしてはどうでしょう?

有料会員専用のスタンドを1箇所用意する必要があるので、ある程度スペースが広いスタンドでしかできないかもしれません。

しかし、これならガソリン代以外の付加価値にお金を支払ってもらえる可能性があります。

いっそのこと、有料の会員制スタンドにしてしまって、ガソリンは仕入れ値で出すようにしてはどうでしょう?

これもWEB予約にて「並ばずにガソリンが原価で買える」ようにすればどうでしょう?

会費が収入源なので、ガソリンが売れようが売れまいが景気に左右されなくなります。

固定費を上回る利益が出るように会費を設定し、会員数を決めれば、超安定経営ができるかと思います。

ガソリンスタンド経営の素人でも、これぐらいのアイディアは出てきます。

いわんや本業でガソリンスタンドを経営されている方なら、もっと現実的で具体的なアイディアは出そうなものです。

今回のコメントの様子だと、スタンド経営が厳しいのは仕方ないから効率だけを考えるのは正当だと考え、そこで思考が停止しているようです。

業界全体が本当にこうした考えで染まっているなら、全国的に倒産や廃業が出てくるのは当然かもしれませんね。

ガソリンはストック収入を得られるリピート商品

ガソリンは、リピート商品です。

このブログのテーマのひとつがリピート商品によるストック収入です。

新規ユーザーを確保して、リピートをして頂ければ、売上はストックし、安定するはずです。

ただ、競合が激しいので顧客の囲い込みが必要です。

ガソリンはどこで買っても一緒なので、リピートしそうでしない、つまり、多くの客が浮気するのです。

浮気しない手を打たなければなりません。

既存のガソリンスタンドは、顧客の囲い込みに戦略を持っているとは思えません。

確かに多くのガソリンスタンドが会員カードを発行し、会員価格で提供しています。

でも、それだけです。

他のスタンドも同じようなことをやっているので、やっぱりどのスタンドも同じという意識になります。

利用しているガソリンスタンドからDMやメールが届いた経験はありますか?

会員なのに、そうした通知が来ないのはなぜでしょう?

会員制ビジネスの真の価値をガソリンスタンド側が理解していないのでしょう。

リピートしていただくには、ガソリンスタンド側のアプローチが必要です。

そうした営業努力もなしに、ガソリンスタンドはただただ、来る客をこなしているだけに見えます。

そして、経営が苦しいことを客に悟られる恥の意識もなく、効率を理由に客をないがしろにします。

経営が苦しい理由を外的要因に押しつけます。

ガソリンスタンドが倒産、廃業が相次ぐのはこうした意識が原因ではないかと、元ブログのコメントで感じました。

もちろん、中には営業努力、経営努力をし、激しい競争に打ち勝っているガソリンスタンドが存在することも申し添えておきます。

ガソリンスタンドが廃業する理由

 

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